
NO4 西郷従道
(さいごう つぐみち)
西郷隆盛の弟。
鹿児島の錦江湾で、薩摩がイギリス軍と戦った薩英戦争では、スイカ売りに変装して近づき、イギリス軍艦を乗っ取るという「スイカ売り決死隊」に志願。
があえなく失敗!!
その後は、幕末の鳥羽・伏見の戦い、戊辰戦争を生き抜き、
山県有朋(後の総理大臣である)とともに、ヨーローパで近代の軍事について学んだ。
帰国後は、新政府から陸軍少佐に任命され活躍。
そして海軍大臣、日本初の元師海軍大将を務め、総理大臣候補とされるまでに登りつめた。
西南戦争では政府軍として、奇しくも尊敬する兄、隆盛と対抗。
「新しい日本を創る」責任を果たすために身を切る思いであっただろう。
従道も兄と同じく、自分の天命を貫いたのである。