
NO7 村橋久成
(むらはし ひさなり)
幕末、23歳で藩命にて英国に留学し、近代化の最前線を目の当たりにする。
帰国後、開拓使の官史になり現在の「サッポロビール」の前身である、麦酒醸造所の北海道建設を計画し実行した人物。
当初、政府は東京に醸造所を造る予定だった。
しかし村橋は…「北海道に醸造所を造る事が、日本の発展に繋がる!!」と訴え、政府を説得した。
札幌に酒造醸造所が建設される事にともない、鉄道がひかれ、雇用が生まれ、人口が増え、北海道は発展を遂げ、計画は成功を収めた。
この村橋久成という、「熱い男」がいなければ、現在ほど札幌は発展していないだろう。
その後、ビール事業を民間に払い下げる動きのなかで、「政治的な思惑や、癒着(ゆちゃく)」が我慢できず官史を辞職し姿を消す。
最後は神戸の路上で行き倒れ、この世を去る。
村橋はサムライとして死ぬことを選んだのかもしれない!!